赤あざとは、先天的に血管が太かったり、真皮内に細い血管が異常に増殖状態にあり、血管内に多くの血液が充満しているため表面から赤く見える状態です。
生後1~2週、生下時にはなかった赤い斑点が現れ、次第に広がって膨らみ苺のように盛り上がってきます。半年から1歳までは隆起を続け、その後徐々に退縮し、5~6歳までに自然消滅します。
従来は治療を行なわず経過観察をしていましたが、大きくなってしまうと皮膚が伸展され、こぶのように残ってしまいます。最近では生後すぐからレーザー治療をはじめ、1歳を目安に治療を終了します。早期の治療で大きくなる前に治療します。
生下時より認められる境界のはっきりしたあざです。自然治癒はありません
皮膚が薄く血管が未熟な年齢の小さな時期からの治療をお勧めしています。
青いあざは、色素細胞・メラニンが皮膚の深い部分に集まってできるものです。
ほほやおでこにでてくる青いあざです。多くは片側ですが、両側に発症することもあります。濃さや範囲にもよりますが数回のレーザー治療を行います。
生下時、乳幼児期よりみられる早発型と思春期に顕著になる遅発型があります。
生まれつき背中やお尻にあるものは蒙古斑といい、学童期に自然に消えますが手や足にできるものは異所性蒙古斑といい、残存することがあります。濃さや範囲にもよりますが数回のレーザー治療を行います。