擦過傷(すり傷)、挫創(切り傷)などがあります。
けがをした場合できるだけ早く受診してください。
そのままにしておくと傷あとが目立ったり、汚れが残ると刺青のようになることもあります。
子どもは成人に比べ身体全体に占める頭の割合が大きく、転倒して頭や顔をけがすることが多くなります。
夜間に救急病院を受診してテープ固定しても、出血や浸出液でテープがはがれて、翌日傷が開いていることも少なくありません。
夜間のけがは翌朝の一番に受診してください。場合によっては翌日の外来で縫合できることがあります。
やけどは早期の冷却が大切です。受傷後は慌てずにすぐに流水で30分程度冷やしましょう。衣類を着ている場合は、着たままで服の上から冷やしてください。病院へ来るのはそのあとです。
お子さまがやけどを負った時、あとは残るでしょうかとよく聞かれます。
あとが残るかどうかはやけどの深さによって決まり、この深さは受傷時点で既に決まっていますので、適切な処置を行い、これ以上悪くしないことが重要です。
まずは冷却し、その後できるだけ早く形成外科を受診することをお勧めします。
傷あとを残さないためには、まず傷を早く治す事、緊張をかけないこと、日焼けをしないことを心がけなくてはなりません。
けがや手術のあとにできる幅が広く盛りあがった傷です。
胸や肩、下腹部、耳介にできることが多く、誘因なく発症したり、本来の範囲を超えて拡大する点で、肥厚性瘢痕とは区別されます。
産科との連携により、帝王切開時に形成外科医による縫合と術後の傷のケアを行っております。傷あとをできるだけ目立たなくしたい方にはおススメです。帝王切開手術と同時に形成外科治療できるのも当院の特長です。
母斑のまわりをしわの方向に紡錘形に切除し、髪の毛より細い糸で形成外科的に縫合します。抜糸は5~6日目に行い、後は形成テープで固定します。ただ母斑をとるだけではなく、表皮を美しく治すことを考慮しています。
子どもの母斑は、本人が局所麻酔で我慢できるようになってからの治療が望ましいのですが、大きいものや、目立つ場所にあるなど早期治療を希望される場合は、全身麻酔下の手術となりますので、連携病院へ紹介させていただきます。
皮膚に癒着した角栓を有する半球状のできものです。押さえると嫌なにおいがします。
症状のない半球状の柔らかいできもので、脊中、首に多くみられます。
皮膚色から褐色で表面に凹凸を伴うほくろの一種です。頭部に好発し、生まれてすぐに脱毛として気付かれることが多いのが特徴です。将来的に悪性化することもあるため、思春期までに切除した方が良いと言われています。
毛根を発生母地としたできもので、小石のように硬く触れ、腫瘍の周りが青っぽく見えることもあります。
胎児の発生過程で皮膚の遺残物が皮下に残ってできると考えられています。特に眉毛の上外側に生じることが多く、やわらかく丸いできものです。中に髪の毛や皮脂の成分が入っています。
様々な理由で上まぶたの機能に障害が生じて、目が開きにくくなる疾患です。正面を向いたときに、まぶたが瞳孔(黒眼の中心)の上まで上げることができない状態をいいます。
以下のような症状があれば眼瞼下垂の可能性があります。
局所麻酔下での手術です。
爪の端が皮膚に食い込んで、痛みや腫れが生じる状態です。
副耳、耳廔孔、唇顎口蓋裂、多指・合指症、小耳症など。