妊娠しにくい原因を調べるための基本的な検査で、月経周期にあわせて血液検査や超音波検査、子宮卵管造影、精液検査などを行います。適切な治療方針を立てるために必要です。
排卵の時期に合わせて妊娠の可能性が高まるよう性行為のタイミングを指導する方法です。自然妊娠を目指す初期の治療です。
精子を子宮内に直接注入し、妊娠の可能性を高める方法です。排卵のタイミングに合わせて行い、自然に近い形での妊娠を目指します。
不妊の原因となる子宮や卵巣の異常に対し、当院関連施設の三宅おおふくクリニックでMRI・子宮鏡・腹腔鏡などによる検査・治療を行います。
体外で卵子と精子を受精させた胚を子宮に戻す治療法です。自然妊娠が難しい方が適応です。
採卵で得られた卵子を、精子と一緒に培養し、自然に近い状態で受精させる方法です。
精子を細い針で卵子に直接注入する高度な体外受精法です。精子数が少ない場合などに有効で、受精の可能性を高めます。
胚を子宮に移植します。排卵周期に合わせて移植をする自然周期と、薬で周期をつくるホルモン補充周期があります。
体外受精や顕微授精で受精した胚を将来の移植に備えて凍結する方法です。凍結融解胚移植では、その胚を融解し、子宮に戻して妊娠を目指します。
精巣から直接精子を採取する手術です。自然な射精で精子が得られない場合に用い、顕微授精に活用します。
タイムラプスとは、1枚ずつ撮影された写真をつなぎ合わせて、コマ送りにする撮影手法のことです。
インキュベーターはこの撮影が可能な内臓カメラと顕微鏡を備えたインキュベーターをタイムラプス型インキュベーターと呼びます。
従来型のインキュベーターと比べて、胚へのダメージが少ないことや、受精判定や良好胚の選択に役立つ情報を多く得られるといったメリットがあります。
子宮内膜が胚を受け入れやすい最適な時期を調べる検査です。これにより、胚移植のタイミングを個別に調整し、着床率の向上を目指します。
子宮内の細菌環境を詳しく調べる検査です。 結果により抗生剤などで治療を行い、妊娠に適した子宮内細菌環境を整えることで妊娠率の向上を目指します。
正常と思われる精子でも、DNAの二重らせん構造が損傷していることがあります。 これを「精子DNA断片化」といいます。 通常、精子の選別法には、遠心分離や化学的な処理を用いていますが、これらによって精子DNAの断片化が起こる可能性が指摘されています。 精子DNAの断片化があっても通常、受精後に卵子の修復機能により修復されますが、卵子のDNA修復機能が低下している場合には修復しきれず、受精後の胚発育や妊娠率に悪影響をもたらす可能性があります。 レンズフックCA0は、化学物質や遠心分離を使用せずに、特殊な膜で精子を選別する方法で、従来よりも精子DNAの断片化を軽減することができ、胚盤胞到達率・妊娠率の向上、流産率を低下させる効果が報告されています。
IMSIとは、通常の顕微鏡の拡大率では判断できない精子の形態異常を調べる精子の選択方法です。 通常の顕微授精 では約400倍の顕微鏡で精子を選びますが、IMSIでは強拡大(約1000倍)の顕微鏡を用いて、高倍率で精子の形態観察を行い、形態良好な精子を選択し、ICSIに用います。 着床率、生産率が高くなることが期待されています。
精液中に存在するDNAの損傷した精子の割合を調べる検査です。 DFI(精子DNA断片化指数)とは、精子の頭部に格納されているDNAの二重らせん構造の鎖がちぎれてしまった精子が精液中に存在する割合のことで、精子の質をはかる指標として用いられます。DNAの損傷した精子は、受精しても胚の発育が正常に行われなかったり、妊娠率の低下、流産率の上昇につながります。
体外受精 により得られた受精卵(胚盤胞)の細胞を用いて染色体検査や遺伝子検査を行う技術のことを着床前検査(PGT)と呼びます。 PGTには、PGT-A(受精卵の染色体数の検査)、PGT-M(特定の遺伝子異常により引き起こされる遺伝子疾患の検査)、PGT-SR(染色体の構造異常による異数性の検査)があります。 胚移植が成功しない、または妊娠成立しても流産となってしまう原因として、受精卵の染色体数の異常があります。PGTで染色体数の検査を行うことで染色体数異常の無い(少ない)受精卵を選択し移植することができます。
将来の妊娠に備えて精子を凍結し長期間保存する方法です。精子の状態が不安定な場合や、採卵当日に都合がつかない場合などに有効です。
将来の妊娠に備えて卵子を凍結し保存する方法です。がん治療前などの医学的卵子凍結と、年齢による妊娠成績の低下に備える社会的卵子凍結があります。
WHOの調査では不妊に悩むご夫婦の約半数に男性不妊が関係していると指摘されています。
治療を進めていく上で産婦人科と泌尿器科の両面から最適な治療法を探していけることはもちろん、ご夫婦で不妊症と向き合うためにも受診されてみてはいかがでしょうか。
詳しくは当センターまでお気軽にご相談ください。診療内容は、問診・視診・触診となります。
日時 | 毎月第1・第2・第3土曜日 14:00〜17:00 (完全予約制) |
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BMIが25以上あると、ホルモンバランスが崩れやすく、下記のリスクがあるといわれています。 個別相談にて食事・運動など生活習慣の見直しを行い、体質改善をしていきます。
ダイエット以外にも日々の食事内容のエクササイズについてのご相談もお受けしております。
治療をどうすればいいのかわからなくて不安な時や思い悩んでつらくなって しまう時があると思います。そのような時は気軽に話をお聞かせください。 体外受精コーディネーター、不妊カウンセラーがお話を伺います。 (初診の方・通院中の方、妊娠に関わるお悩み、受診前のご相談、 検査・治療についてのご相談、体外受精(卵・精子)のご相談など…)
※臨床心理士による心理カウンセリングも行っています。