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Presented by 三宅医院

2017.04.21

妊娠初期

栄養と食事

カフェインについて

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お茶やコーヒー・紅茶にはカフェインを含むものが多く、お母さんが多量に摂取すると赤ちゃんに影響を与えることがあります。カフェインの摂取量が増えると流早産が増えるという報告や、摂取したカフェインは胎盤を通過し、胎児に移行するという報告もあります。
しかし、お茶やコーヒー・紅茶などは妊娠中や産後のストレスを和らげ、気持ちを落ち着かせる効果もある為、ゼロにする必要はありませんが過剰に摂らないように心がけましょう。


表 カフェインの含有量(100mlあたり)

飲料

カフェイン含有量

玉露

160mg

レギュラーコーヒー 浸出液

60mg

インスタントコーヒー

60mg

紅茶

30mg

ほうじ茶

20mg

ウーロン茶

20mg

煎茶

20mg

番茶

10mg

玄米茶

10mg

※カフェイン含有量は抽出方法によって多少異なります。

カフェインは、なぜ摂りすぎたらよくないの?
カフェインは胎盤を通して赤ちゃんに移行してしまい、妊娠中に1日5杯以上コーヒーを飲むと低出生体重時のリスクが増加するという報告があります。授乳中は、カフェインを摂ったあと、15分から30分後には母乳中のカフェイン濃度が最高値となります。カフェインは、赤ちゃんの不眠や興奮などに影響を及ぼしていまいます。もし、とる場合は授乳後がオススメです。また、カフェインをとると交感神経が優位に働いてしまうため、カフェインのとりすぎはお母さんの血流を滞らせ、冷えの原因にもなります。

今、話題の!!『デカフェ』って?
もともとカフェインが入っていたものからカフェインを抜き、カフェインを含まなくなったもののことを言います。カフェインが完全にゼロになるとノンカフィン、カフェイン含有量が0.1%以下に抑えられるとカフェインレスとなります。カフェインの除去の製法によって残るカフェインの量が変わります。

*妊娠・授乳中におすすめの飲み物*
デカフェコーヒー、タンポポコーヒー、ハーブティーなどカフェインの少ない飲み物を摂りましょう♪

タンポポコーヒー
【特徴】
血行をよくし母乳の分泌促進作用があります。タンポポの根を乾燥させ、煎ってつくられているため、ノンカフェインで妊娠中・授乳中も安心して飲むことが出来ます。
その他、むくみ、冷え症、便秘などにも効果があるため、女性の皆さんにオススメの飲み物です。

ルイボスティー
【特徴】
ルイボスティーには抗酸化成分がたっぷり含まれ、老化の原因である活性酸素を除去します。体の免疫力を高め細胞の新陳代謝を促すほか、安眠作用や便秘改善にも効果的です。

デカフェコーヒー
【特徴】
コーヒー豆よりカフェインを抽出し、より通常のコーヒーに近い味に仕上げています。妊娠・授乳中であってもコーヒーが飲みたい!寝る前にちょっと飲みたい!というコーヒー好きのお母さんにオススメです☆

その他・・・どくだみ茶は他の茶葉がブレンドされているものでなければノンカフェインです。しかし『子宮収縮作用』があるため妊娠中は過剰摂取は控えましょう。

参考:Q&Aで学ぶ お母さんと赤ちゃんの栄養 『周産期医学』編集委員会編

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