出産準備クラスの目的は、妊婦さんが自信と主体性をもって、妊娠・出産・育児に慣れ、心と身体の準備ができるように援助することです。
現代では、家族の多くは核家族であり、世代間の文化・生活の技術、子育ての知恵などが伝承されにくい時代です。また、少子化により兄弟姉妹の数が少なく、乳幼児の世話をした経験も少なく、参考になる方が身近にいません。情報過多と価値観の多様化した現代社会では、出産・育児に関することに自信をもった対応ができにくく、育児不安の一因となりやすいです。核家族であるため、夫(パートナー)の協力は不可欠です。立ち会い出産や父親の育児参加など、夫婦(カップル)で妊娠・出産・育児に取り組む姿勢を育成し、新しい家族を迎え親となる準備をするために両親学級などが実施されるようになっています。