つわりが重症になると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といって入院が必要になることもあります。
あまりにつらいときは医師に相談しましょう。
つわりは主に早朝の空腹時に起こる吐き気や嘔吐が特徴です。早い人で妊娠5週頃から始まり、12週ごろに落ち着きますが、中には赤ちゃんが生まれるまでずっとつわりのような状態が続く方もおられます。このように時期・症状・程度などはきわめて個人差が大きいです。
吐くだけでなく、胃がムカムカしたり、唾液が多く出たり、息苦しくなったり、においに敏感になったり、食べ物の好みが変わったり・・・症状はさまざまです。
《アドバイス》
つわりの時期は赤ちゃんもまだ小さいので、お母さんがそれまでに蓄えていた栄養で十分育っていきます。ゆったりとした気持ちで乗り切りましょう。つらい時は下記を参考にしてください。
・食べたいときに食べられるものを好きなだけ
・においが気になるときは冷やしてから
・食べられるときには、動物性脂肪の多いものは避けて、
たんぱく質・ビタミン・ミネラルの多いものを摂るように心がけましょう
・吐くと水分が不足しますので、水分補給も忘れずに
・暑い季節には、冷たいものや糖分の多い清涼飲料水の摂りすぎは禁物