つわりをやわらげる
妊娠初期の多くの方にみられる「つわり」。吐き気や嘔吐、胃の不快感など、個人差はありますが日常生活を送るうえではつらいですよね。病気ではない、赤ちゃんがしっかり育っている証拠、そのうち治まると言われたりもしますが、おうちで少しでも対策ができれば気持ちも楽になると思います。
もちろん水も飲めないほどだと受診して点滴、場合によっては入院となりますので無理をせずご自身の様子で判断してくださいね。
① 足浴
足首が冷えていると胃部の不快感が増してしまいます。足首・ふくらはぎを触ってひんやりしているようなら足浴を試してみてください。
安定感のあるイスの前に40度前後のお湯をいれたバケツを用意します。ふくらはぎの中ほどまで足を浸し、10分~15分程度温めます。お湯が熱すぎたり時間が長すぎたりするとのぼせてしまうので、タイマーをかけるなどして調整しましょう。足浴の後はしっかりと水気を拭き取り、冷えないようにタオルなどで包んで保ちます。
②背中ほぐし
つわりの症状のある方はたいてい背中の筋肉がこわばっています。これをほぐしていくことでつわりが落ちつくこともあります。
柔らかいタイプの湯たんぽを用意し、イスやベッドの背もたれと背中の間に挟みます。胃のちょうど真裏のあたりを温めましょう。
また、どなたかの手を借りられるようなら背中のマッサージをしてもらうのも効果的です。横向きに寝た状態で、背中のこわばっているところをゆっくり押したりさすったり。あまり強く刺激しないよう、手のひら全体で軽く押さえます。
上記の方法はつわりだけでなく、リラックス・安眠効果もありますので、特に体調に門題のない妊婦さんであればどなたにもおすすめします。また、体を温めると血行がよくなり代謝も上がるので、しっかりと水分を摂って過ごしてくださいね。