～　性感染症って何？　～

性行為で感染する病気を総称して、性感染症といいます。ウイルス、細菌、原虫などが、性器、泌尿器、肛門、口腔等に接触することで感染します。
しかし、症状が軽かったり、なかったりすることもあり、気付かないうちに進行していることもあります。

◎知らずに放っておくと…？
・骨盤内炎や肝周囲炎など重症化することがあります
・卵管の炎症や精巣の炎症などが起きることがあり、不妊の原因にもなります

◎赤ちゃんにも感染！？
クラミジアや淋菌、梅毒、HIVなどの感染症は、母親からお腹の赤ちゃんに感染する可能性があります。
母子感染が起きると、赤ちゃんが先天性の障害をもつ原因となったり、流産や死産を引き起こすこともあります。
　
◎不安を抱えているのなら？
〈性感染症チェック〉
Q. 性行為をするときにコンドームを使わない
Q. セックスパートナーが複数いる
Q. セックスをすると下腹部が痛い
Q. 尿をすると痛い
Q. 陰部がかゆいまたは痛い
Q. 最近おりものが増えた、または匂いが気になる
Q. 性器周囲にイボや水疱がある
Q. 最近全身倦怠感が強い
Q. 太ももの付け根が腫れている
　「もしかしたら…」と思いあたることなどがある時は、医療機関を受診しましょう。
　
◎性感染症に感染したら？
ほとんどの性感染症は、早めにきちんと治療すれば治ります。
医師の指示に従って、確実に治療しましょう。

☆パートナーも検査して、お互い感染し合うことのないように、治療することが大切です。
無症状の場合もあるため、妊娠を希望している女性は、妊娠前に性感染症の検査を受けましょう。
また、子宮がん検診、子宮と卵巣の超音波検査も一緒に実施しておくことで、妊娠の妨げになったり、妊娠中や産後のトラブルになる病気がないかもチェックしておきましょう。