骨粗しょう症とは
骨粗しょう症とは骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。現在、日本人の10人に1人は骨粗しょう症に罹患するといわれています。特に50歳以上の女性の3人に1人は骨粗しょう症になるといわれています。
定期的に骨密度の検査を受けることをおすすめします。
妊娠と骨密度の関係
妊娠中はホルモンの影響で骨密度が上がります。通常は母体が摂取した食品から胎児に栄養供給しますが、足りない場合は母体の骨からカルシウムが溶け出して補います。しかし、出産後はホルモンの影響により骨密度を上昇させる働きが少なくなります。その状態で授乳により赤ちゃんにカルシウムを与え続けなければなりません。このため、骨密度は一時的に低下します。そして授乳期を終え、しばらくすると骨密度はもとにもどるといわれています。 しかし過去に無理なダイエット、偏った食生活などで骨が脆くなっていると、骨粗しょう症になるおそれがあります。妊娠、授乳期には特にカルシウムを多く含んだバランスの良い食事を摂りましょう。
子どもの骨を健康に育てるために
近年、子供の骨折が増えています。骨密度は20歳頃をピークに徐々に減少していきます。骨をつくる10代の成長期にできるだけ強い骨を育てることが、生涯健康な骨を保つことにつながります。強い骨をつくるためにはバランスの良い食事、軽い運動、適度な日光浴を心がけましょう。