月経困難症とは、いわゆる生理痛の症状が重いことを言います。月経期間中は下腹部痛、頭痛、嘔気、食欲低下など様々な症状がありますが、特に下腹部痛がひどくて、仕事や学業などの日常生活に支障を及ぼすような状態です。
月経困難症の原因には、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症などの器質的な疾患のある器質性月経困難症とあきらかな原因がない機能性月経困難症があります。
機能性月経困難症は思春期から20歳代などの若い女性に多くみられ、成長に従って、または出産などを契機に子宮の進展性が良くなると次第に軽快することがほとんどです。
「生理痛は我慢するもの」「痛いのは仕方がない」と我慢しすぎず、月経期間中も健康的な学校生活、日常生活が送れるように鎮痛剤などでコントロールしていきましょう。