妊娠中の旅行は自己責任。100%安全な時期はありません。
しかし、旅行は行ってみたいもの・・・無理せずゆったりと計画しましょう。
どんなことに気をつけたら良いでしょうか?
旅行の時期
妊娠初期から妊娠6ヶ月までは胎盤が安定していないため、流産が起こりやすい時期とされています。
妊娠8ヶ月以降はお腹が一気に大きくなるため、上手く動けないこともあります。体調に合わせて計画しましょう。
旅行中に気をつけたいこと
①旅行中は楽しくて妊娠中であることを忘れ、アクティブに動いてしまいがち。切迫早産や切迫流産などのトラブルになる事もあります。そのことを意識して、気をつけて行動しましょう。
②長時間同じ姿勢にならないようにしましょう。長時間同じ姿勢でいると、お腹が張りやすく、血行が悪くなります。こまめに休憩をする、姿勢を変えるなどして、血行をよく保ちましょう。
③旅行中は生ものなどに気をつけましょう。妊娠中は飲めない薬が多いため、食中毒のリスクを少しでも減らしたいものです。殺菌されていない生水や水道水にも注意し、ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
④気温の変化に注意して身体を冷やし過ぎないように注意しましょう。エアコンやクーラーは身体を冷やし過ぎることがあります。車や機内などには、羽織物やブランケットを持っていくなど調整しましょう。
⑤妊娠中は何が起こるかわかりません。国内旅行、日帰り旅行でも親子手帳と健康保険証は持参しましょう。提示すると母子の正確な情報を伝えることが出来ます。可能な限り緊急時にすぐ向かうことが出来るよう、事前に旅行先の産院や救急病院、施設の情報を調べておきましょう。
妊娠しても、旅行をあきらめなくても大丈夫です。旅行に行けないことでストレスを溜めるのも良くありません。ただし、旅行に行く前には医師の診察を受け、旅行に行く旨を伝え、問題がないかどうかを必ず確認しましょう。