子どもは成人に比べ身体全体に占める頭の割合が大きく、転倒して頭や顔をケガをすることが多くなります。
夜間に救急病院を受診し、傷をテープで固定しても出血や浸出液でテープがはがれ、翌日傷が開いたままになっているケースも少なくありません。そのままにしておくと傷あとが目立ったり、よごれが残ると刺青のようになることもあります。できるだけ早く形成外科を受診しましょう。
『ケガをして縫合を行うことのできる時間は6~8時間まで』と言われていますが、場合によっては翌日の外来で縫合できる場合もあります。夜間のけがは翌日朝一番に受診してください。
形成外科での治療は、局所麻酔をし髪の毛くらいの細いナイロン糸で縫合します。
抜糸までは1週間弱、抜糸後はテーピングを3か月行います。皮膚の緊張を緩め日差しも避けることができるため、縫合した傷をよりきれいにすることができます。